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トリプル四重極型 ガスクロマトグラフ質量分析計 GCMS-TQ8050

 フェムトグラムオーダーまでの極微量成分の検出が可能で,さらに,長期間にわたり超高感度を保持することができます.環境中に極めて微量に存在する残留性有機汚染物質(POPs),内分泌かく乱物質(環境ホルモン)など、極微量分析が必要な場面に最適なGC-MS/MSです.

 現在,室内環境中の微量POPs,揮発性有機化合物(VOCs)の分析を行っています.        

分析機器と実験設備

化学物質を定性,定量するためには,専用の分析装置,具体的には高速液体クロマトグラフィー(HPLC),ガスクロマトグラフ質量分析計(GC/MS)が絶対に必要です.また,タバコ主流煙を捕集するためには"自動喫煙装置"が必要になります.

しかし,これらの分析機器は非常に高額(1000~5000万円程度)で,全てを配備することは困難です.

当研究室では,私が客員研究員として所属する国立保健医療科学院の分析装置,設備を使用することで,高度な研究を行っています.

また,千葉大学の研究室にもHPLC,GC/MS,分光光度計,カールフィッシャー水分計等,必要最低限の装置を有していますので,通常の研究には支障ありません.

ヘッドスペースサンプラー  ガスクロマトグラフ質量分析計 TurboMatrix 40  GCMS-QP2010

  ヘッドスペースサンプラーはバイアルに封入された試料を一定時間保温することで気相と試料を平衡状態にして,その気相部分(ヘッドスペース)をガスクロマトグラフ(GC)に導入し分析するための装置です.

 食品中の香気成分,化成品の臭い成分,環境水中の有害揮発成分の定性や定量に用いられます.

​ 現在,イオン液体を利用した脱離方法を検討しています.

加熱脱着装置 ガスクロマトグラフ質量分析計 UNTY-2 Ultra 

 吸着剤を充填した捕集管に目的成分を吸着させた後,加熱脱着により成分を濃縮し, GC/MS に導入する方法です。熱的に安定な微量揮発性有機化合物の分析に適しています.また,固体物質から発生するアウトガスの分析にも利用できます.

​ 現在,室内空気やタバコ副流煙の分析に使用しています.

PDA  高速液体クロマトグラフ

Prominence LC-20 

 高速液体クロマトグラフ(HPLC)は,「液体の移動相をポンプなどによって加圧してカラムを通過させ,分析種を固定相及び移動相との相互作用(吸着,分配,イオン交換,サイズ排除など)の差を利用して高性能に分離して検出する」分析方法です.

 現在,環境空気中に存在するホルムアルデヒドやアセトアルデヒドなどのカルボニル化合物の誘導体化分析に使用しています.      

トリプル四重極 高速液体クロマトグラフ 質量分析計 LC-20 API-2000

 液体クロマトグラフ(HPLC)で分離した種々の成分を,質量分析(MS/MS)部でイオン化させ、さらに質量電荷比(m/z)毎に分離して検出する分析方法です.

 現在,GC/MSでは分析できない難揮発性物質の定性,定量や微量分析に使用しています.      

イオントラップ/飛行時間型 高速液体クロマトグラフ 質量分析計 

LCMS-IT-TOF

 高速液体クロマトグラフとイオントラップ型質量分析計(IT)および飛行時間型質量分析計(TOF)を結合させた,液体クロマトグラフ質量分析装置 です。 ITによるMSn能力と,TOFによる高分解能・精密質量測定の能力を兼ね,従来型のLC/MS/MSでは不可能であったMSnにおける精密質量測定が可能にです.      

トリプル四重極 高速液体クロマトグラフ 質量分析計 ACQUITY UPLC Xevo TQ-S

  超高速高分離液体クロマトグラフ(UPLC)で分離した種々の成分を,質量分析(MS/MS)部でイオン化させ、さらに質量電荷比(m/z)毎に分離して検出する分析方法です.

 現在,GC/MSでは分析できない難揮発性物質の定性,定量や微量分析に使用しています.

イオンクロマトグラフ (溶離液ジェネレーター付き) DIONEX ICS-2100

 各種のイオンをイオン交換カラムで分離し,伝導度検出器で分析する装置です.陰イオン,陽イオンを一台の装置で分析できるように改造してあります.また,溶離液ジェネレーターを備えているので,グラジェント分析が可能です.

​ 現在,空気中に存在する二酸化窒素や塩化水素等の酸性物質,アンモニアやトリメチルアミン等の塩基性物質の分析に使用しています.

      

​自動喫煙装置(シングルポート)

Borgwaldt 

 人間の代わりにタバコを喫煙する装置で,タバコを所定の条件で喫煙することが可能です.吸煙量,吸煙時間,吸煙間隔を正確に制御できます.

 現在,加熱式タバコや電子タバコから発生する化学物質の捕集に使用しています.     

​自動喫煙装置(20連)

Borgwaldt 

20本の試料タバコを同時に喫煙できる装置です.20個のシリンダーを有しています.

   

ロータリーエバポレーター

BUCHI R-300

 エバポレーター (evaporator) は,減圧することによって液体蒸発させる機能をもつ装置で,有機化学実験では必須の装置です.

 拡散サンプラー(DSD-sampler)の捕集剤を作るときに使用し,反応試薬をシリカ等の担体にコーティングするときに使用しています.

千葉大学の実験室

ガスクロマトグラフ質量分析計 Agilent 6890 + 5973 

 ガスクロマトグラフで分離させた種々の成分を,質量分析計で検出する装置です.質量分析計はシングル四重極型です

 現在,室内環境中の微量POPs,揮発性有機化合物(VOCs)の分析を行っています.

   

サプレッサー型イオンクロマトグラフ

Dionex ​DX-120

 各種のイオンをイオン交換カラムで分離し,伝導度検出器で分析する装置です.電解再生サプレッサーを備えているので,再生液は必要ありません.

​ 現在,空気中に存在する二酸化窒素や塩化水素等の酸性物質,アンモニアやトリメチルアミン等の塩基性物質の分析に使用しています.

   

PDA  高速液体クロマトグラフ

LC-10 

 高速液体クロマトグラフ(HPLC)は,「液体の移動相をポンプなどによって加圧してカラムを通過させ,分析種を固定相及び移動相との相互作用(吸着,分配,イオン交換,サイズ排除など)の差を利用して高性能に分離して検出する」分析方法です.

 現在,環境空気中に存在するホルムアルデヒドやアセトアルデヒドなどのカルボニル化合物の誘導体化分析に使用しています.

紫外可視分光光度計

Shimadzu UV-1200 

 液体試料の紫外-可視光における吸光度測定する装置で,紫外可視分光分析に用います。

カールフィッシャー水分計

京都電子610シリーズ +水分気化装置 

 化学反応により試料中の水分を分析する装置です.

 試料をメタノール等の溶剤に溶かしてカールフィッシャー試薬で滴定し,滴定終了までに要した試薬量から試料中の水分量を求めることができます.

​ タバコ主流煙や様々な試料の水分を測定しています.

   

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